歯周病は、自分でチェックすることができますが、どのようにチェックすればいいのか知らない人も多いでしょう。
歯周病のチェックは、まず歯茎を見ることから始めます。
歯茎の状態で、自分が歯周病かどうかある程度判断できるのです。
鏡を使ったセルフチェックとセルフケアについて、解説します。
鏡を使った歯周病のセルフチェック
歯周病は、日本人の成人のうち7割以上がかかっているといわれていますが、「自分には関係ない」と思っている人は多いでしょう。
歯周病かどうかは、鏡を使ってセルフチェックすることで、ある程度判断できます。
歯を磨く時や顔を洗う時、男性なら髭をそるときなど、一日のうちに鏡を見る機会は何度かあります。
その時に歯や歯茎をチェックしているという人は少ないでしょう。
歯茎が健康かどうか、歯周病になっていないかは、鏡を使って歯茎を見たり指で直接触ってみたりすることで、ある程度の判断が可能です。
歯磨きをする際に、チェックしてみることをおすすめします。
チェックする場所は、上下の前歯の付け根とその両脇です。
健康な場合は歯茎がピンク色で、前歯の間の歯肉は三角になっています。
また、触った感触は固く、出血はしていません。
歯茎が炎症を起こしている場合は、歯茎が赤くなっています。
歯の間の歯肉は三角ではなく、丸みがあって厚くなっている状態です。
歯茎に触ると柔らかく、軽い刺激だけでも出血してしまいます。
炎症を起こしていた場合は?
歯茎の様子を見るのは、炎症を起こしていないかどうかの確認が目的です。
もしも炎症を起こしている場合には、どうしたらいいのでしょうか?
その時の対処方法を解説します。
まずはセルフケアを行いましょう。
セルフケアでは歯ブラシで歯周ポケットの汚れを掻き出すことを意識し、デンタルフロスなども使用して汚れをしっかりと落としてください。
ただし、すでに炎症を起こしている場合には、ゆっくりと治す時間がありません。
放置していると、歯周病になり状態が悪化してしまいます。
そのため、炎症を起こしてしまった場合は、セルフケアを行うだけでなく、歯科医院で治療しましょう。
また、そもそも歯周病にならないよう備えるのであれば、定期的に歯科医院で予防歯科の診療を受け、炎症を起こさないよう対策しておくのがおすすめです。
事前に治療を受ければ、治るのも早くなります。
まとめ
歯周病は、気が付いたら進行している厄介な口内の病気です。
自覚症状が出る頃にはかなり進行しているので、なるべく早い段階で気づくことが大切です。
もしも炎症を起こしそうになっていた場合には、セルフケアをすることに加え、歯科医院で治療しましょう。
炎症を起こさないようにするのであれば、予防歯科を定期的に受診して備えておくのがおすすめです。