口を開閉する際に、音が鳴ったら驚く人が多いでしょう。
音が鳴る症状は顎関節症が疑われるため、口腔外科を受診するべきです。
ただ、治療の流れについてよく知らない人が多く、中には躊躇する人もいるかもしれません。
口腔外科を受診した際の顎関節症の治療の流れについて、解説します。
顎関節症の治療の流れ①
顎関節症の疑いがある場合は、口腔外科へ直接電話をして予約を取ります。
かかりつけの歯科医院がある場合は、そちらに予約をして相談するのもおすすめです。
口腔外科では、まず問診を行います。
内容は現在の症状やライフスタイル、治療に関する希望や不安などです。
顎関節症はライフスタイルが原因で発症している可能性もあるので、原因を特定するためにも細かく聞かれます。
問診終了後に、検査をします。
検査は、顎関節の動きや開口の幅、歯や歯茎の状態を調べることを目的としたものです。
噛み合わせを確認するために歯の模型を作製する場合は歯の型取りを行い、必要に応じてレントゲン撮影を行います。
検査結果を基に現在の顎の状態が説明され、症状を改善するための治療計画が提案されるでしょう。
内容に納得したら、治療を開始します。
顎関節症の治療の流れ②
顎関節症の治療では、主にマウスピースを使用します。
嚙み合わせを確認するために歯の型取りを行った場合には、歯の模型を基にマウスピースを作製します。
検査の段階で歯の型取りを行わなかった場合は、マウスピースを作製するために歯の型取りを行います。
口腔外科にもよりますが、マウスピースの完成までにかかる時間は、歯の型取りを行った後から3日程です。
出来上がったマウスピースは、就寝時など指示された時間に装着しましょう。
指定された時間に装着しなかったり、面倒になって装着をやめてしまったりした場合は、顎関節症の症状は改善されません。
問診内容に日常生活で顎に負担がかかるような行為があった場合には、改善に向けてアドバイスなども行われます。
治療の途中で疑問や不安が出てきたら、歯科医師やスタッフへ相談してください。
まとめ
口を開閉する際に音が鳴るのは、顎関節症の症状の一つであるため、口腔外科を受診してください。
治療の流れは問診から始まり、現在の症状やライフスタイルなどについて詳しく聞かれるでしょう。
日常生活の行為が顎関節症に深く関係している場合があるため、正確に答えてください。
顎関節症の治療は主に、マウスピースを使用します。
指示された時間にしっかりと装着することにより、症状が改善されていきます。