歯並びに影響を与える要素にはさまざまなものがありますが、食事の際の姿勢も歯並びに大きな影響を与える要素の1つです。
歯並びが悪い人の中には、食事の際の姿勢が悪いケースがあります。
食事の際の姿勢が悪いと、歯並びに影響を与えるのはなぜでしょうか?
主な影響について解説します。
食事の際の悪い姿勢とは?
食事の際の悪い姿勢とは、猫背のことを指します。
猫背の人は、口を開ける筋肉が優位に働くため、口呼吸となる機会が増加します。
口呼吸の場合、舌の先端が下顎側に位置するので、歯並びのバランスが悪くなってしまうのです。
本来、口周りの筋肉からの内側へ押す力と上顎側に位置している舌の外側へ押す力のバランスによって、歯並びは保たれています。
しかし、口呼吸は舌が上顎側に位置していないため、筋肉のバランスが崩れてしまうのです。
バランスが崩れると上顎骨が狭くなり、口周りの筋肉が弱まる原因となるケースもあります。
その結果、歯並びが悪くなってしまうのです。
また、食事中にテレビを鑑賞している場合、テレビに意識が集中し、無理な姿勢で食事をする人もいるでしょう。
無理な姿勢で食事をすると、どちらか片方の歯で噛むようになるため、バランスが崩れて歯並びに悪影響を与えてしまいます。
食事中の正しい姿勢とは?
食事中の正しい姿勢とは、背筋をまっすぐにして座ることです。
このとき、足を組まずに両足をしっかりと床につけることも重要です。
なぜなら、足を組むと顎の位置がずれるため、左右のバランスが崩れてしまい、歯並びに
噛む力も半分以下になるため、よく噛まずに飲み込んでしまい、胃腸への負担も高くなるでしょう。
また、食事中にテレビを鑑賞するときは、テレビは正面に設置するか、テーブルを移動してテレビをまっすぐ鑑賞しながら、食事ができるようにしてください。
テーブルの高さは腕が楽における高さにし、茶碗を持って食べることを意識しましょう。
テーブルに茶碗を置いた状態で食事をすると猫背になってしまうため、やめましょう。
まとめ
歯並びに悪影響を与えないようにするためには、食事の際の姿勢にも気を付けなくてはいけません。
猫背は口を開ける筋肉が優位に働くため、口呼吸の機会が増加し、歯並びが悪くなってしまいます。
また、食事中にテレビを鑑賞している場合、テレビに意識が集中し無理な姿勢で食事をする人もいます。
どちらか片方の歯で噛むことが多くなり歯並びのバランスが崩れるので、テレビを観ずに食事をするか、テレビの位置を正面にするなどの工夫をしましょう。