数多くの歯科医院がありますが、実は歯科医院ごとに若干の違いがあります。
特にわかりやすい違いが診療科目で、どのような治療ができるかが異なるのです。
しかし、専門医院以外は、一般歯科という診療科目を共通して扱っています。
一般歯科では、どのような治療を行うのでしょうか?
一般歯科について、解説します。
一般歯科とは?
歯科医院では、虫歯の治療や歯列矯正、審美歯科、小児歯科など、さまざまな治療を行っています。
特に一般的なのが虫歯の治療で、虫歯の治療を行う診療科目を一般歯科といいます。
実は、一般歯科で行う治療は虫歯だけではありません。
歯周病の治療や根幹治療なども、一般歯科に含まれます。
ちなみに、子どもの場合は小児歯科になります。
一般歯科では基本的に大人の治療を行うのです。
一般歯科の特徴として、治療のほとんどが保険診療の範囲内で行われるという点が挙げられます。
ゆえに、一般歯科を保険診療と呼ぶこともあります。
保険が適用されない自由診療の治療になると、審美歯科など別の診療科目の範囲になることが多いのです。
また、抜歯も一般歯科ですが、親知らずの抜歯で特に複雑な場合は口腔外科になることもあります。
一般歯科はほとんどの歯科医院で扱っていますが、矯正歯科専門医院など、専門性が高いところでは扱っていないこともあります。
一般歯科の特徴
一般歯科は、非常に幅広い治療を行う診療科目です。
虫歯などの治療以外にも、定期検診やメンテナンスを行い、患者の年齢層が幅広いという点も特徴に挙げられます。
基本的に、受診の際は予約制になっていることが多いのですが、歯科医院によっては飛び込みでも診察してもらえるところもあります。
ただし、予約している人が優先なので、待たされることも多いでしょう。
一般歯科の治療内容は、他の診療科目と似通っている部分もあります。
例えば、虫歯の治療をした後の被せもので銀歯を選択した場合は一般歯科ですが、セラミッククラウンを選択した場合は審美歯科になるのです。
一般歯科だけ行っている歯科医院は少数で、大抵の場合、審美歯科や矯正歯科など、他の診療科目も一緒に扱っています。
そのため、セラミッククラウンを希望する場合も、多くの歯科医院で対応できるでしょう。
まとめ
歯科医院の治療で、最も基本的な診療科目が一般歯科です。
一般歯科で扱う治療のほとんどは保険診療で、同じような治療でも被せものの素材の違いなどで自由診療になる場合は、別の診療科目扱いになることもあります。
一般歯科はほとんどの歯科医院で扱っていて、幅広い治療を受けることが可能ですが、他の診療科目も一緒に扱う歯科医院が多いため、たいていは一般歯科の範囲外の治療も受けられるでしょう。