ホワイトニングの施術を受けて歯が持つ本来の白さ以上に白く美しくなった後は、できるだけこの状態を長持ちさせたいと考える人が多いでしょう。
歯科医院では、歯の白さを長持ちさせるために注意点を伝えますが、どのくらいの間注意するべきでしょうか?
ホワイトニング後に注意するべきことについて、解説します。
ホワイトニング後の食事の注意点
ホワイトニングの施術を受けると、歯の表面を覆っているペリクルという薄い膜も除去されてしまいます。
ペリクルは、ホワイトニング後2時間で形成され、完全に形成されるには1~2日ほどかかるのです。
つまり、膜が再生するまでの間は直接歯に着色汚れが付着するため、カレーなどの色の濃い食べ物は避けてください。
また、色が濃い飲み物も同様に避けましょう。
特に、歯の着色汚れの原因になりやすいポリフェノールが含まれたコーヒーや赤ワイン、紅茶、緑茶などはなるべく口にしないことをおすすめします。
ただし、口に入れたからといって、すぐに元の状態に戻るわけではありません。
色が歯に定着する前に、急いで歯をブラッシングしましょう。
柑橘系の果物や炭酸飲料、ドレッシングなど酸性のものは着色汚れにはなりませんが、歯を溶かしてしまいます。
ホワイトニング完了後1時間ほどは控えるようにしてください。
ホワイトニング後のその他の注意点
ホワイトニングの施術を受けたからといって歯のブラッシング方法は変わりません。
普段通りブラッシングしましょう。
ただし、前述したように色が濃い飲食物を口にした場合には、なるべく早く歯をブラッシングしてください。
喫煙は歯にタールが付着して黄ばみの原因になります。
白く美しい歯を維持するためには禁煙がおすすめです。
また、受動喫煙でも歯の黄ばみの原因になるため、家族で喫煙者がいる場合には禁煙してもらうか、できるだけ家の中では吸わないようにお願いしましょう。
ホワイトニングによって歯が白くなるのは、薬剤などを使用して付着している色素を化学的に分解するからです。
そのため、すぐに元の歯の色に戻るということは、通常であればありえません。
しかし、一度白くなった歯は一生そのままというわけではなく、いずれは再着色が起きてしまいます。
再着色がどのくらい後になるのかは、歯質や着色の程度により異なります。
まとめ
ホワイトニングを、その白さをできるだけ長持ちさせたいと思うものですが、そのためには飲食物で色が濃いものは口にしないように注意しなければなりません。
何か口に入れた後はなるべく早く歯磨きをするように心がけたほうがいいでしょう。
また、タバコのタールが歯に付着して黄ばみの原因になるため、喫煙者はホワイトニングをきっかけに禁煙することをおすすめします。