一般的な歯磨き粉はペーストタイプといって、名前の通りペースト状で色は白いものが多いです。
また子どもに使用できる歯磨き粉には、他にもジェルタイプというものがあり、こちらはやわらかく透明なのが特徴です。
今回は、ジェルタイプの歯磨き粉におけるメリット・デメリット、使い方について解説します。
ジェルタイプの歯磨き粉におけるメリット
ジェルタイプの歯磨き粉は、研磨剤が含まれていません。
そのため、子どものデリケートな歯を傷つけることなく、汚れだけをキレイに落とせます。
またジェルタイプの場合、発泡剤も不使用です。
発泡剤は歯磨き粉を泡立てるためのものですが、子どもの場合は口内が泡だらけになると、ブラッシングが甘くなるおそれがあります。
さらにジェルタイプの歯磨き粉には、しっかりうがいをする必要がないものも多いです。
子どもは大人と比べてうがいが苦手であるため、こちらは大きなメリットです。
ジェルタイプの歯磨き粉におけるデメリット
ジェルタイプの歯磨き粉におけるデメリットは、ペーストタイプよりも味や香りのバリエーションが少ないという点です。
子ども用のジェルタイプ歯磨き粉も多数販売されていますが、それでももっとも種類が多いのは、やはりペーストタイプです。
そのため、必ずしも子どもが好きな味や香りを選択できるとは限りません。
ミントのフレーバーが強いものなどは、子どもが嫌がる可能性があるため、注意してください。
またジェルタイプは粘度が高いため、子どもが使用したとき口内に不快感を覚えることがあります。
もし極端に嫌がるのであれば、無理をせずペーストタイプを使用しましょう。
ジェルタイプの歯磨き粉の使い方
ジェルタイプの歯磨き粉でブラッシングをする場合、まず年齢に応じた量を歯ブラシに乗せます。
生後6ヶ月~2歳くらいまでは、切った爪程度のわずかな量を塗布し、3~5歳くらいになると5mm以下まで増やします。
また6~14歳くらいは1cm、15歳以上は2cmを目安に塗布することをおすすめします。
ちなみにブラッシング時は、歯列全体にジェルを塗布するように30秒ほど磨き、軽くジェルを吐き出して少量の水で1回だけすすぎます。
まとめ
子どものブラッシングをサポートするのは、親御さんの大事な役割です。
子どもだけの力では、虫歯を徹底的に予防することは難しいです。
またブラッシングのサポートとして最初にできることは、使用する歯磨き粉や歯ブラシといってアイテムの選定です。
子どもが使いやすく、なおかつ虫歯予防効果も高いアイテムを選び、幼い頃から虫歯対策を行いましょう。